ドガ展 2010年9月18日(土曜)-12月31日(金) 横浜美術館 傑作「エトワール」初来日!

展覧会紹介
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  • 傑作「エトワール」初来日!
  • ドガが描いた踊り子の作品の中でも 傑作として名高い「エトワール」が初めて日本で公開されます。
  • 「エトワール(星)」とは、パリ、オペラ座で、プリンシパル(主役を踊る踊り子)のなかでも特に花形だけに与えられる称号です。ドガの確かなデッサン力によって、スポットライトを浴びて踊るエトワールの一瞬の動きが永遠にとどめられています。
    稽古場や舞台裏の踊り子たちを好んで画題としたドガの作品のなかで、この作品は上演光景を描いた数少ない作例の一つです。大胆な対角線の構図で構成され、高い位置にあるボックス席からオペラグラスを通して舞台上の踊り子を見ているような視点がとられています。

《エトワール》 1876-77年  パステル・モノタイプ・紙 58.4×42.0cm オルセー美術館 © RMN (Musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF-DNPartcom

首に巻いた黒いリボンのたなびき、ウエストから裾にむけて散らされた花束の花びらが、放射状にのばした手足の動きと呼応して、踊り子の美しい動きを強調しています。

ドガは、踊り子の顎や額、胸や腕に明るいベージュで、そして衣装のチュチュや脚の輪郭、バレエシューズには輝くようなホワイトでハイライトをいれ、下からのフットライトを浴びて踊り子が浮き上がるような効果を出しています。パステルを重ね、光を受けて透ける衣装の素材感までも描き出しています。

大胆に塗り重ねた青と緑のパステルの下に、指や絵筆で版画のインクを拭き取った跡を見ることができます。この作品は、モノタイプで作った下地の上にパステルを重ねて描いています。モノタイプは銅板やガラス板の上に塗ったインクを拭き取って図柄を描き、それを紙に写し取る版画技法の一種です。この技法により、人工的な光のドラマチックな効果を実現しています。

舞台袖に、出番を控える踊り子に混じって、黒い背広姿の紳士が立っています。明らかにダンサーとは異なる立ち姿の謎の紳士は、舞台で踊る踊り子のパトロンと考えられています。当時、オペラ座に通う紳士たちは、踊り子のパトロンとなる者も少なくなかったと言われています。ドガは、舞台上の華やかな世界と同時に、舞台裏で繰り広げられるドラマにも鋭い視線を注いでいるのです。

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